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60.6%が専門医 取得、総合内科専門医が急増

レポート 2017年12月15日 (金)  高橋直純(m3.com編集部)

厚生労働省が12月14日に公表した「2016年医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」で、医療法上で広告可能な専門医を取得している医師は60.6%で、前回調査(2014年)の56.9%から約4ポイント上昇したことが明らかになった。特に総合内科専門医が6858人増と大幅に増加した(資料は厚労省のホームページ)。 調査は医師法6条に基づき、厚労省が2年ごとに行っている。2016年12月31日時点での全国の届出「医師数」は31万9480人で、男性が25万1987人(78.9%)、女性6万7493人(21.1%)だった。女性医師は2014年比で8275人増加した。人口10万人当たりの医師数は251.7人で、6.8人増えた。 医療法上は計56の専門医を広告可能としており、取得していない医師は2014年の12万7932人(43.1%)から2016年は11万9964人(39.4%)に減少していた。専門医取得状況の内訳を見ると、最も多いのは総合内科専門医で2万2522人。2014年から6858人増加していた。新専門医制度開始に向けて、2014年度から認定内科医から総合内科専門医への移行措置が始まったことが増...