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「地域枠、イコール総合診療医」にあらず - 長崎大学◆Vol.2

スペシャル企画 2018年6月17日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

――長崎大学では「地域枠」の学生を分け隔てなく、地域医療教育を実践されています(地域医療教育の詳細は、『離島医療・保健実習、医学生全員が必修』を参照。長崎大学大学院医歯薬学総合研究科地域医療学分野教授の前田隆浩氏と、長崎大学医学部地域包括ケア教育センター・センター長の永田康浩氏へのインタビュー。文中、敬称略)。 前田 「地域枠、イコール総合診療医」というイメージはありますが、「地域枠」と「一般枠」を分け隔てなく教育しているのは、臓器別専門医も含め、どんな臨床医を目指すとしても、地域医療には裾野が広い臨床知識や経験、総合診療的なマインドが求められるからです。「地域枠」を創設したのは2008年度で、それまでの地域医療教育の中に、「地域枠」の医学生の教育を組み込んでおり、1年生での五島や平戸での「長崎地域医療セミナー」を必修とし、5年生の後半から6年生にかけて行う高次臨床実習で、6カ月のうち、1カ月以上は学外での研修を組み入れる以外は、カリキュラムは一般枠の医学生と変わりません。 ――改めて今の体制を作るまでの経緯をお教えください。 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科地域医療学分野教授の前田隆...