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研究以外に成し遂げたいこと「ゴルフのエージシュート」

レポート 2018年10月3日 (水)  大西裕康(m3.com編集部)

本庶佑氏・ノーベル医学生理学賞の受賞決定発表直後の記者会見一問一答(2018年10月1日午後7時20分から、京都大学百周年時計台記念館にて) (会見要旨は『ノーベル賞受賞の本庶氏「今世紀中にがんは脅威でなくなる」』など参照) *********************** 【本庶氏の冒頭挨拶】 このたびは、ノーベル医学生理学賞をいただくことになりまして、大変名誉なことと喜んでおります。これはひとえに長いこと苦労してきた共同研究者、学生諸君、また、さまざまな形で応援してくださった方々、長い間支えてくれました家族、本当に言い尽くせない多くの人に感謝いたしております。1992年のPD-1発見と、それに続く極めて基礎的な研究が新しいがん免疫療法として臨床に応用され、そしてたまにではありますが、この治療法によって重い病気から回復して「元気になった」「あなたのおかげだ」と言われる時があると、本当に、私としては自分の研究が本当に意味があったと実感し、何よりもうれしく思っています。 その上に、このような賞をいただき、大変私は幸運な人間だと思っています。今後この免疫療法がこれまで以上に多くのがん患者を救...