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アニメ化で子供たちにも人気に -『はたらく細胞』漫画家・清水茜氏に聞く◆Vol.2

インタビュー 2018年12月1日 (土)  長倉克枝(m3.com編集部)

――『はたらく細胞』は、免疫の専門的な内容を扱う一方で、細胞たちが細菌などの敵と戦うといった、エンターテインメントとしても面白い。どういう風に作られるのでしょうか。 調べていくうちに、何か紹介できそうな、例えば好酸球の動きなどが出てきて、じゃあその好酸球の活躍を見せるために、敵を何にしようかなと考えて、調べて描いています。 ――1巻の最初の話で、肺炎球菌が出てくるのが印象的でした。なぜ最初に肺炎球菌を選ばれたのでしょうか? 最初の敵は何にしようか迷っていて、いい感じの菌やウイルスはいないかな?そもそも菌よりもウイルスのほうがいいのかな?などといろいろと迷っていて、調べた末に肺炎球菌にしました。 「最初の敵」は肺炎球菌。Ⓒ清水茜/講談社 ――ワクチンの回では、おたふくかぜを引き起こすムンプスウイルスが出てきますね。キャラクターの顔が良かったです。 おたふくかぜのようなメジャーな病気というのと、あまりシリアスになりすぎないのがいいなと考えました。おたふくだと、ウイルスの外見が面白くなりそうだなと。 『はたらく細胞』に登場する擬人化されたムンプスウイルスの顔は、お多福(おかめ)のように描かれ...