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涌谷町を離れ、北大の総合診療部教授に就任◆Vol.19

スペシャル企画 2019年2月19日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

――涌谷町には8年間勤務、1996年5月から北海道大学医学部附属病院の総合診療部教授に就任した。 当時、国立大学で総合診療部を持っていたのは、筑波大学、名古屋大学、三重大学、京都大学、佐賀医科大学(現佐賀大学)くらいだったと思います。これらの大学に続いて、北大が総合診療部の開設準備を進めていました。 その頃、自治医科大学と川崎医科大学が毎年交代で開催していたのが、総合診療に関する夏季セミナー。その際に、今は北大大学院医学系研究科医学教育・総合診療医学の教授をされている大滝純司先生から、北大の教授公募の話を聞きました。涌谷町での実践は充実しており、私の背中を見て育つ医師は増えてきたものの、そうした形で養成できる総合診療医は数が限られています。米国への短期留学や視察を経て、教育の仕組みづくりを学んでいても、涌谷町ではそれをあまり生かすことができなかった。プライマリケアを実践する医師を教育したいという思いがあり、手を挙げることにしました。 教授公募の話を聞いたのは1995年の8月。確か9月25日が締め切りでした。臨床経験には自信がありましたが、苦労したのは論文、業績集めです。当時、アメリカで...