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ビッグデータの利活用は「患者中心の医療」に貢献

スペシャル企画 2019年5月13日 (月)  長倉克枝(m3.com編集部)

第30回日本医学会総会で4月27日、学術プログラム「ビッグデータは医療の何をどう変えるのか」が開催され、大学病院における医療データの連携やその利活用などの紹介があった。会場は満席で立ち見も出るなど、参加者の関心の高さがうかがわれた。 ビッグデータは「患者中心の医療」に貢献 座長の一人で最初に登壇した一般社団法人医療データ活用基盤整備機構の岡田美保子氏は、「リアルワールドデータ」活用の概要を解説した。リアルワールドデータとは、例えばレセプトデータや電子カルテ、検査データといった、研究のために収集されたデータではなく、日々の臨床の中で蓄積されるデータを指す。一般に臨床研究や臨床試験では、研究のためにデータを収集するため信頼性の高いデータが得られるが、時間もコストもかかる。それに対しリアルワールドデータは臨床の過程でおのずと蓄積されるものなので収集しやすいが、信頼性や精度に課題がある。そのため、これらの中間をとった、臨床データベースや疾患レジストリの構築が近年進められている。 講演する岡田美保子氏 岡田氏は、こうしたリアルワールドデータの解析から、疾患の進行パターンの予測などに活用されている...