東京五輪・パラリンピックへ向け、メディカル研修始まる
レポート
2019年11月25日 (月)
小川洋輔(m3.com編集部)
2020年東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会が主催するメディカルスタッフ向け研修が11月24日、都内で始まり、医師や看護師ら計52人が、心肺蘇生や担架による搬送などの研修に臨んだ。研修は年内に約400人が受講する予定となっているほか、観客の搬送先となる競技会場周辺の大学病院などでも随時研修を実施する。期間中は、メディカルスタッフのほか、大会ボランティアを含め、延べ1万人以上が医療支援に当たる予定だ。 初回の研修に集まった医師10人、看護師39人、理学療法士1人、アスレチックトレーナー2人の計52人は、主に選手村や会場に設けられる医務室で従事し、競技中に体調を崩した選手の応急処置にも当たる。研修の冒頭、大会組織委員会のメディカルディレクターを務める赤間高雄氏は、「開会まであと34週間。選手村も会場もでき上がりつつある。準備をしっかり行い、大会を成功に導きたい」と挨拶した。 メディカルスタッフの募集や研修には、日本救急医学会など26学会で構成する「2020年東京五輪・パラリンピック開催中の救急災害医療体制に係る学術連合体」が協力している。この日行われた研修は「外傷初期対応・搬送」、「...
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