既卒合格率69.2％で前年より上昇、2020年医師国試

厚生労働省が3月16日に発表した第114回医師国家試験結果で、既卒の合格率は69.2％で前年の56.8％からは大幅に上昇した。合格者数が最も多かったのは岩手医科大学で36人（受験者44人）、受験者全員が合格したのは産業医科大学（13人）、山梨大学（10人）、大阪医科大学（9人）、兵庫医科大学（7人）、聖マリアンナ医科大学（5人）、横浜市立大学（2人）、順天堂大学（2人）、自治医科大学（1人）の8校。自治医大（計120人）、大阪医大（計108人）、産業医大（計103人）の3校は、新卒も含めて今回の受験者全員が合格した（新卒の結果は『合格率92.1%、過去10年で最高、2020年医師国家試験』を参照）。 既卒の出願者数は1145人（全体1万462人）、受験者数は1096人（同1万140人）、合格者数は758人（同9341人）。前年から合格者数は全体で312人増加し、うち既卒が207人だった。 設置主体別の既卒合格率は国立67.1％、公立73.6％、私立77.1％。医師国家試験受験資格認定では46.3％、医師国家試験予備試験受験資格認定では50.0％だった。 卒業年度別では2018年度卒が受...