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薬剤師国試合格率69.58%、5年ぶり70%割る

レポート 2020年3月25日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

厚生労働省は3月24日、今年の 第105回薬剤師国家試験(2月22、23日)の結果を発表した。合格者数は9958人で昨年より236人減少し、合格率は1.33ポイント減の69.58%。5年ぶりに70%を割った。女性の割合は61.61%だった。男女別では男性が3823人合格で合格率67.33%、女性が6135人合格で合格率71.06%。全体の出願者は1万5785人、受験者は1万4311人だった(昨年の結果は『合格者610人増、2019年薬剤師国試』を参照)。 薬学部を持つ全73大学別の合格率は、昨年2位の金沢大学が97.50%で2年ぶりの1位、昨年3位の名城大学(愛知県)が92.52%で2位、昨年11位の広島大学が91.49%で3位、昨年1位の九州大は90.0%で4位。ここまでが90%以上で、昨年の6校より減少した。最も低かったのは昨年71位の姫路獨協大学(兵庫県)の37.90%。昨年最下位だった青森大学は44.93%で70位、一昨年まで6年連続で最下位だった第一薬科大学(福岡県)は39.29%で、2年連続で72位だった。 設置主体別では国立が84.88%、公立が85.56%、私立が68....