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原審での科学鑑定の評価- 乳腺外科医裁判高裁判決文の詳報◆Vol.3

レポート 2020年7月25日 (土)  高橋直純(m3.com編集部)

乳腺外科医裁判東京高裁判決文 Vol.1 控訴の趣意「一審判決、論理則、経験則等に反する」 Vol.2 原審での麻酔覚醒時のせん妄の影響の評価(7月24日公開) Vol.3 原審での科学鑑定の評価(7月25日公開) Vol.4 女性患者証言「具体的かつ詳細であり、迫真性が高い」(7月26日公開) Vol.5 東京高裁が職権で採用した2人の精神科医の証言(7月27日公開) Vol.6 「科学的な厳密さに議論の余地があるも証言と整合」(7月28日公開) 3 アミラーゼ鑑定及びDNA型鑑定の信用性等に対する判断 (1)付着物の採取や保管の過程について、以下の事実が認められる。 ア 千住警察署のE警察官は、本件当日、A(被害女性)の上司から110番通報を受け、本件病院に臨場した。Aは、Eらに、「被告人に左乳首を舐められた」などと申告したので、Eらは、Aの左乳首の付着物を採取することにした。Eは、午後5時37分頃、Aの左乳首を中心に直径約2cmの円形の範囲を、蒸留水で湿らせた滅菌ガーゼで拭き取った後、この滅菌ガーゼ(以下「本件ガーゼ」という)を未開封の滅菌バッグに入れ、Aが署名したシールで滅菌バ...