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政府との狭間「ルビコン川渡る覚悟」で決断- 尾身茂・新型コロナウイルス感染症対策分科会会長に聞く◆Vol.1

スペシャル企画 2020年12月17日 (木)  聞き手・まとめ:小川洋輔(m3.com編集部)、橋本佳子(m3.com編集長)

各分野の専門家へのインタビュー企画「withコロナ時代の医療~19人の専門家が斬る~」。今回は、地域医療機能推進機構(JCHO)理事長で、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会会長を務める尾身茂氏にこれまでの対応の背景や今後の展望を聞いた。 いまや日本の新型コロナウイルス感染症対策の要として、公衆衛生の専門家という立場を超え、政府や経済界との橋渡しにも努め、記者会見などを通して国民に直接メッセージを伝えている。時には一部の国民から批判を浴び、自らの情報発信を「前のめり」と反省したこともあった。 尾身氏がこれまでどんな思いで難しい局面に対応し、前面に立ち情報発信をするに至る背景には、どういう危機感があったのか。当時の緊張感や政府との関係について語ってもらった(2020年12月4日にインタビュー。全3回の掲載)。 ――これまでの新型コロナ対応で最も印象に残っていることは何ですか。 この間、一番考えたのは専門家としての役割と政府との関係だった。我々の仕事はテクニカルなことを中心にやるけど、新型コロナ対応ではどうしても、単に感染状況分析するだけではない仕事がある。それぞれの局面でどうするべき...