スーパーローテートは“総合的知識を持つ医師”を育てるか◆vol.4
医師調査
2008年11月14日 (金)
村山みのり(m3.com編集部)
「初期臨床研修制度」アンケートでは、回答者502人のうち、6割を超える方々から自由意見欄へのコメントをいただいた。今回は、その中でも多くを占めたスーパーローテーション方式についての意見を紹介する。 アンケート中で、スーパーローテーション方式を続けるべきかどうかを訊いた設問では、「継続すべき」と「必修科目を減らして継続すべき」とする回答が約45%、「ストレート方式との選択制とすべき」が約50%だった。一方で、自由意見からは、ストレート方式の導入を求める声も強いことがうかがえる。 【スーパーローテーション方式支持】 ・ スーパーローテーションにより様々な科の医師の考え方を学ぶのはたいへんいいこと である。目先の医師不足などの問題にとらわれずに制度は続けた方がいい。 ・ スーパーローテート後の身の振り方が重要だと思います。小生は自治医大卒で、ロー テート後に僻地勤務(一人診療所)があったため、どの研修もプライマリ・ケアの習得 に意義がありました。 ・ スーパーローテート制度により様々な科の勉強ができることは、同制度のなかった時 代に研修した我々にとって、うらやましく思う。 【ストレート方式支...
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