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日本医療メディエーター協会が設立

レポート 2008年3月25日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医療メディエーター協会が設立記念シンポジウムの3月20日、都内で開催された。理事長に就任した自治医科大学学長の高久史麿氏は、「医療メディエーターは、院内における患者との紛争の初期対応だけではなく、終末期医療に至るまで、わが国の医療において重要な役割を果たすようになる」と挨拶した。 医療メディエーターは、院内での苦情や事故後の初期対応をはじめ様々な場面で、患者側と医療側の橋渡しを行い、紛争当事者間の対話を促進することで、解決を支援する役割を担う。2003年から、日本でも日本医療機能評価機構などで試行プログラムの開発や研修が始まり、最近は同機構のほか、病院レベルで研修を行うケースも増えつつあり、その養成数は着実に増えている。さらに普及・発展させるためにも、質の担保が必要なことから、協会設立に至った。 具体的には、下記の事業に取り組む。 1.医療メディエーター養成教育プログラムの認証 2.認証プログラム受講者の医療メディエーター資格の認定 3.医療メディエーターの相互研さんのための研修・研究活動 4.一般市民・患者へのメディエーション普及活動 5.海外の同種機関との研究連携 「医療メディ...