「卒後臨床研修が医師不足の原因」と舛添大臣、制度見直しへ◆Volo.6
レポート
2008年8月25日 (月)
橋本佳子(m3.com編集長)
舛添要一・厚生労働大臣は8月24日、卒前教育、初期研修、後期研修のあり方を総合的に議論する検討会を発足することを明らかにした。同日、福田康夫首相と鈴木恒夫・文部科学大臣との協議で決定した。25日以降、人選などに着手、8月末には検討会の骨格を固める意向。8月24日に開催された、「安心と希望の医療確保ビジョン」具体化に関する検討会の第6回会議の席上、語った。 「卒後臨床研修が今の医師不足の原因であると指摘されている。検討会を設置し、どんな形で見直すかを検討し、政策として反映させていく。できるだけ早く進めたいが、制度を変えるには法改正が必要であり、これは来年4月には間に合わない。しかし、法改正の必要がなく、見直せる部分については見直していく。従来、医師養成については厚労省と文科省が別個にやってきたが、これは両省がかかわっており、合同で検討することに大きな意義がある」(舛添大臣) 今回の検討会の設置は、前日23日に開催された「安心と希望の医療確保ビジョン」具体化に関する検討会の第5回会議の議論を受け、急きょ決定したもの。24日朝に、福田首相と鈴木大臣との電話会談で決まった。そのきっかけとなった...
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