PMDAを研修の場として活用してほしい-医薬品医療機器総合機構理事長・近藤 達也氏に聞く
インタビュー
2008年5月7日 (水)
聞き手・橋本佳子(m3.com編集長)
この4月、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)の理事長に、前国立国際医療センター院長の近藤達也氏が就任した。PMDAの前身である医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構の時代も含めて、理事長のポストは厚生労働省出身者が占めていた。しかも臨床医の就任は初めてであり、異例の人事だ。近藤氏にPMDAの現状や抱負を聞いた。 1968年東京大学医学部卒、69年同大脳神経外科入局、74年同助手、77年マックス・プランク研究所(脳研究所/西ドイツ)留学、78年国立国際医療センター、89年同センター脳神経外科医長、2003年病院長などを経て、2008年4月から現職。 ――理事長就任の経緯をお教えください。いつごろ打診があったのでしょうか。 この3月で定年退職することが決まっていましたから、2年ほど前から退職後のことを考えていました。実は介護老人保健施設などを経営する知り合いに「来てほしい」と言われていました。高齢社会にあって、あるべき医療・介護の姿を考えるためにも、そこで仕事をするつもりで、知り合いの看護師などにも声をかけていました。4月以降は、まず半年くらいは旅行などをし、この秋から仕事を再...
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