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"医療事故調"反対論に異議あり - 女子医大・西田博氏に聞く

インタビュー 2008年1月30日 (水)  聞き手・橋本佳子(m3.com編集長)

「予期しない診療関連死をすべて届け出て、専門家が死因究明する組織は絶対必要である」。東京女子医大心臓血管外科講師・西田博氏は、アルバイト先の病院での事例で、業務上過失致死容疑で警察の取り調べを受けた自らの経験を踏まえ、こう強調する。刑事事件に発展した他の医療事故を見ても、専門家が診療関連死の死因究明を行っていないことが一番の問題だという。"医療事故調"への反対意見が多い中、あえて賛意を表する西田氏にその考えを聞いた。 1979年愛媛大学医学部卒、東京女子医科大学日本心臓血圧研究所外科入局。1991年同講師。現在に至る。 ――先生は死因を究明する組織の必要性を強調されています。 その通りです。現在、厚生労働省の“医療事故調”に対する反対意見を、さも大方の医師の総意であるように言う方がおられます。制度の細部の“木”に対する指摘は結構ですが、事故調という“森”そのものを壊す、つまり死因究明組織の設置自体を否定することは問題だと思います。ここでこの流れを壊してしまうと、10年は“森”はできず、暗黒時代が続くことになります。これは私自身の経験に加え、これまで業務上過失致死容疑で捜査、あるいは刑事...