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VR教材で救命救急の現場を体験「能動的学習が可能に」、東京医科大◆Vol.1

レポート 2021年2月8日 (月)  岩崎雅子(m3.com編集部)

東京医科大学で1月から、救命救急の臨床実習でのVR/AR教材の導入が始まった。VRヘッドセットを利用して、従来の見学型の実習では見えなかった内容が確認可能となり、学生の能動的学習が見込まれる。市販で購入できる機材のみを使用し、導入費用も最低限に抑えた。医学教育推進センター長で医学教育学分野の三苫博主任教授はコロナ禍で、「開発したVR教材を対面型の代替とするのではなく、新しい価値として利用していきたい」と導入の意図と効果を語る(全2回連載の1回目)。 ERの360度映像、教員は学生の視野も共有可能に 東京医科大のVR教材を体験する学生の様子(同大提供) 「本当にその場にいるみたい」「集中できてすごい」──。本格導入を前にした2020年12月、VRヘッドセットを体験した学生からは感動の声が上がった。教材として使用されるのは救命初療室(ER)の現場だ。患者の頭上にカメラを設置し360度撮影した映像で、術者の手元からスタッフの動きまで、学生の意思で見たい場所を見ることができる。 映像には見るべきポイントやCTの所見などの解説が入り、再生速度の変更や一時停止も自由自在。複数の場所で同時並行して行...