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【北海道】特定行為で足潰瘍の治療中断「顕著に減少」‐日野岡蘭子・旭川医科大学病院看護師長に聞く◆Vol.1

インタビュー 2021年5月21日 (金)  庄部勇太(m3.com契約ライター)

 看護師が医師の指示の下、医療行為の一部を行う「特定行為」の制度が2015年10月に始まり、5年が過ぎた。全国的にはまだ普及していないものの、旭川医科大学病院では3人が修了。その一人である看護師長の日野岡蘭子氏は2016年の修了後、同院に多い包括的高度慢性下肢虚血(CLTI)などを抱える患者に実践している。研修を受講した理由や現場での実践の流れ、修了後の手応えや効果を聞いた(2021年4月7日インタビュー。全2回の連載)。 ――まずは、日野岡さんが特定行為研修を受講した理由をお聞かせください。  自分の可能性を探りたかったためです。私が勤務する旭川医科大学病院は血管外科の患者さんが多いことが特徴です。当院は全国的にも珍しく、「心臓血管外科」ではなく、「血管外科」単独で標ぼうしており、このために下肢に問題を抱える方が道外からも多く訪れます。具体的には、動脈硬化の進行によって足に潰瘍や壊死ができる包括的高度慢性下肢虚血(CLTI)などによって切断の危機に直面し、「足を残したい」と救肢を求める方が多い状況です。  私は入職後、2001年に皮膚・排泄ケアの認定看護師の資格を取得してこのよ...