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要は看護師、「線」で患者の生活捉える - 永寿総合病院看護部幹部に聞く◆Vol.4

インタビュー 2021年5月25日 (火)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

【永寿総合病院看護部幹部に聞く】(2021年4月16日に取材。文中、敬称略) ・高野ひろみ氏(副看護部長) ・武田聡子氏(看護部科長) ・松尾晴美氏(看護部科長)――院内、あるいはお知り合いの方の本書に対する反響はいかがでしょうか。高野 看護師たちは「買いましたよ!」と声をかけてくれます。「本を読んだら当時を思い出して、ちょっと泣いちゃった」という科長もいました。先生方からも「読んだよ」と。福岡で看護師をしている友人からは、「自分たちはあまり新型コロナの患者さんを診ていないけれど、本当に大変だったことが分かったし、涙が出てきた」との連絡が来ました。 松尾 自分で書いたものですが、「うるっと」と来るものがあります。武田 何回読んでも……、ですね。以前にここで働いていて、辞めたスタッフたちも買ってくれています。「内情がよく分かるからこそ、なおさら泣ける」と言っていました。松尾 私は業者さんといろいろやり取りする機会があります。あの時期は私たちとコンタクトを取るのにも気を遣ってくださっていたのですが、「どうなっていたのか、本を読んでよく分かりました」と言ってくれました。――いろいろな立...