診療所で週150回接種なら1回5070円に、病院も1日50回接種で10万円【通知】

　新型コロナウイルスのワクチン接種を促進するため、政府は5月25日、新たな財政支援策を発表した。診療所などでの個別接種を促すため、接種回数を増やした場合に2070円の単価を最高で5070円まで引き上げるのが柱だ。病院で1日50回以上の接種を行う場合は自治体などによる集団接種会場並みの支援を行う（政府が公表した概要はこちら）。　これまでは接種単価2070円を基本とし、時間外は730円、休日は2130円をそれぞれ上乗せすることとしていた。　新たな支援策では、診療所で、（1）週100回以上の接種を5月10日から7月末までに4週間以上行う場合は2000円、（2）週150回以上の接種を4週間以上行う場合は3000円――を単価に上乗せする。多くの接種を継続・断続的に行えば、より単価が上がることとなる。週の考え方は日曜から土曜まで。同じ週を（1）と（2）に重複してカウントすることはできない。　4週間以上という条件を満たせない場合でも、診療所や病院で1日50回以上接種する日を設ければ、接種本数に応じた基本の単価とは別に1日10万円（定額）を交付する。　病院に対する支援も拡充する。5月10日から7月末ま...