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臨床検査技師、救急救命士もワクチン接種可能に

レポート 2021年6月1日 (火)  水谷悠(m3.com編集部)

 厚生労働省は5月31日、「新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を推進するための各医療関係職種の専門性を踏まえた対応の在り方等に関する検討会」(座長:岡部信彦・川崎市健康安全研究所長)を急きょ開催し、臨床検査技師と救急救命士に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種を認めることを提案、了承を得た。集団接種で医師や看護師を確保できない場合に接種のための筋肉内注射について必要な研修を受けていることが条件で、歯科医師に続く解禁。近く事務連絡を出すとともに、関係学会や職能団体の協力も得て研修内容を詰める(資料は、厚労省のホームページ、歯科医師については『歯科医師もワクチン接種可能に、GW前にも事務連絡へ』)。 オンラインで参加した構成員  検討会は日本医師会や日本看護協会、日本歯科医師会のほか日本臨床衛生検査技師会、救急振興財団救急救命東京研修所など医療関係職種の代表で構成し、厚労省案に大きな異論は出なかった。ワクチン接種は医行為のため「医師でなければ、医業をなしてはならない」とする医師法第17条上、医師か医師の指示を受けた看護師等(保健師や助産師、准看護師...