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「私の専門ではない」に愕然

オピニオン 2021年6月6日 (日)  佐々江龍一郎(NTT東日本関東病院国際診療科部長、東京医療保健大学臨床教授)

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者数が落ち着かない中、不安な日々が続いている方も多いかと思います。 ご存知の通りですが、この春の「第4波」は感染者数の増加に伴い病床は圧迫され、一部の病院は過度の負担を強いられています。大阪などではやや改善傾向にあるものの、この原稿を書いている5月末の時点では北海道や沖縄などでの増加が懸念されています。ある医療機関からは「限界で、長期ロックダウンが必要」といった声もささやかれ、テレビでは病床が逼迫し、医療者が駆け回っている姿が日夜報道されています。それでもなお日本各地で質の高い医療が保たれている背景には、日本独自の「医療者の献身的な働き」に他ならないでしょう。 しかし同時に昨年来のパンデミックで、日本医療特有の課題も浮上してきたと思います。それは感染者数が他国と比較し、圧倒的少ないのにもかかわらず、”医療崩壊”と幾度となく叫ばれている現状です。これは医療全体の効率化が日本はまだ最適化されていないことを物語っています。 そこで今回あえて皆さんに投げかけたい議題は、「地域・国単位での病床は効率的に運用されているか」です。 病床確保の実...