健康保険証のオンライン資格確認、10月本格運用開始「問題なくいきたい」

　厚生労働省保険局医療介護連携政策課長の山下護氏は6月25日の社会保障審議会・医療保険部会（部会長：田辺国昭・国立社会保障・人口問題研究所所長）で、マイナンバーカードを健康保険証として利用するオンライン資格確認の仕組みを10月から本格運用させる予定について、「データの正確性を担保できるようになり、（プレ運用として）6月21日時点で732医療機関がつないでやっていただいている。問題なく、（医療機関数や利用者数を）広げてまいりたい」と述べた。　健康保険証のオンライン化をめぐっては、当初2021年3月中にシステムの本格運用開始を予定していたが、保険者が入力する被保険者情報など、データの正確性が担保できないことなどを理由に10月に延期した経緯がある。プレ運用に参加中の医療機関内訳は、「病院」85施設、「医科診療所」225カ所、「歯科診療所」211カ所、「薬局」211カ所（本格運用開始を10月に延期した経緯などについては『オンライン資格確認延期「10月までに」、全額補助3月末打ち切り』を参照）。カードリーダー申し込み済み医療機関、間もなく「6割」に　山下氏は、「この間、保険者の協力で入力データの...