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新型コロナ機に膠着状態から一転、初診解禁の背景 - 大石佳能子・規制改革推進会議医療・介護WG座長に聞く◆Vol.1

インタビュー 2021年7月4日 (日)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)、岩崎雅子(m3.com編集部)

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行拡大を機に、2020年4月から時限的・特例的に初診からの実施も解禁されたオンライン診療。6月1日の規制改革推進会議の答申では「オンライン診療・オンライン服薬指導の普及」が打ち出され(『オンライン診療の骨格は今夏目途、初診や対象疾患が焦点』を参照)、6月18日に閣議決定した「骨太方針2021」では、原則かかりつけ医による初診からの実施を検討と明記、規制改革実施計画でも「オンライン診療・オンライン服薬指導の特例措置の恒久化」が打ち出された(『病床確保などで法的措置を検討、「骨太方針2021」閣議決定』を参照)。 規制改革推進会議の医療・介護ワーキング・グループの座長を務めた大石佳能子氏(メディヴァ代表取締役社長)に、オンライン診療の過去と現状、さらには将来展望についてお聞きした(2021年6月29日にインタビュー。全2回の連載)。 ――まず新型コロナウイルス感染症の流行前における、オンライン診療の受け止めをお聞かせください。  規制改革推進会議ではこれまで毎年答申を出し、その答申通りに実行されているかをフォローアップしています。私が医...