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オンライン初診恒久化で取りまとめ、厚労省検討会

レポート 2021年6月30日 (水)  岩崎雅子(m3.com編集部)

 厚生労働省は6月30日、第16回オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会(座長:山本隆一・医療情報システム開発センター理事長)を開き、6月18日に閣議決定された規制改革実施計画やこれまでの議論を踏まえて、今後検討すべき事項の方針を示した取りまとめ案を了承した。規制改革実施計画で「初診からのオンライン診療は原則かかりつけ医による実施とし、かかりつけ医以外が実施する場合は医学的情報で患者の状態が把握できる場合とする」と示しているのを前提に、今後検討会では、医学的情報の詳細や、初診からのオンライン診療に適さない症状、医薬品などについて議論する。今秋中に指針改訂を目指す。  厚労省が今後の検討方針として示したのは、大きく以下の3つ。指針改訂までに同検討会で主に議論を進めるのは(1)や(3)となる見込みだ。一方でこの日の検討会では、医療全体の中でのオンライン診療の役割や活用についても議論が及び、迫井正深医政局長は「実際に診療として活用する場面に議論が映っていることがありがたい。対面診療との組み合わせを強く意識し、大きなデザインとして...