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医師の5割強、処方などに「変化があった」◆Vol.1

医師調査 2021年7月19日 (月)  大西裕康(m3.com編集部)

 2022年度の次期診療報酬改定に向けた議論が中医協で始まった。2年に1度の改定では本来、前回改定の結果や効果を検証し、医療機関の経営状況も見ながら、次回改定へ議論を積み重ねる。しかし今回は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が大きく、医療現場は大きな変化を強いられており、通常通りの改定にはならないだろう。COVID-19患者を受け入れている医療機関が担えなくなった医療機能を地域の他の医療機関が分散で担うなど、地域全体の医療提供体制を組み替えている場合もある。患者の受診控えなどがあり、医療機関の経営自体も大変厳しい。改定のやり方を間違えれば、今後の地域医療提供体制に大きく影響する。   そこでm3.com編集部ではコロナ禍での医療の現状を探るため、「コロナ禍の外来診療・処方行動と次期診療報酬改定」をテーマにアンケートを実施し、医師507人から回答を得た。生活習慣病など慢性疾患の外来患者に対する処方期間について聞いたところ、55.2%は「変化があった」と回答。特に診療所勤務の場合に変化を感じた医師が63.9%と多かった。...