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「危機感共有できていないことが最大の問題」アドバイザリーボード

レポート 2021年7月29日 (木)  小川洋輔(m3.com編集部)

 厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(座長:脇田隆字・国立感染症研究所所長)は7月28日の第45回会合で、東京などで過去最多の感染者数を更新している現在の状況について「これまでに経験したことのない感染拡大」と強い危機感を示した上で、「危機感を行政と市民が共有できていないことが現在の最大の問題」とする見解を取りまとめた。首都圏の1都3県では、既にデルタ株の割合が75%に上っているとのデータが示された。脇田座長は会合後の記者会見で「一般医療の制限が既に始まっていることが十分共有されていない。日本の対策は市民の協力が重要なので、メッセージを発信していくことが重要だ」と述べ、医療現場の危機感をより強く発信していく必要があるとの認識を示した。 アドバイザリーボードはこれまでも感染の再拡大に警鐘を鳴らしてきたが、今回は緊急事態宣言慣れなどによって人流が十分に減少しない現状に対して、「危機感を共有できていないことが最大の問題」と踏み込んだ。 危機感を共有できない背景に東京五輪の開催があるのではないかと記者団から問われると、脇田座長は「緊急事態宣言が出ている一方で、五輪が開催...