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出血性脳卒中と虚血性心疾患による死亡、ワクチン群で低く

レポート 2021年8月5日 (木)  佐藤夕(m3.com編集部)

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)用ワクチンについて厚生労働省は、副反応疑い報告で集まる情報を検証している専門家らの検討部会に、新たに出血性脳卒中と虚血性心疾患に関する一般人口とワクチン接種群の比較を報告した。これによると、どちらの疾患でも一般人口での死亡の発生率とワクチン接種群での死亡の報告の発生率を比べると、後者が低くなった。厚生労働省は8月4日、「厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会と薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会の合同会議」(座長:岡明・埼玉県立小児医療センター病院長)を開き、説明した。  同日の検討部会では、COVID-19用ワクチンとして現在使用中のファイザー製と武田/モデルナ製のワクチン接種に関して、「安全性において重大な懸念は認められない」との評価をまとめた。ファイザー製では、100万回接種当たりのアナフィラキシー疑いの報告は減少傾向が続いている。 ...