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「お前を2年も遊ばせられない」教授の言葉に唖然

オピニオン 2021年10月2日 (土)  松永正訓(松永クリニック小児科・小児外科 院長)

 これまでの連載で、ぼくが大学にどれだけ未練を残しているか、読者のみなさんはよくお分かりになっただろう。まあ、なんて未練がましい医者だと思っている人もいるかもしれない。そう、ぼくは未練がましい人間である。そんなぼくが、大学でやり残した最も大きなことについて書いておきたい。それは留学だ。※前回の記事はこちら 英会話の勉強も着々  ぼくのキャリアは、卒後2年間が研修医→大学院に4年間→関連病院に出張が3年→大学に戻って医員、という流れである。大学に戻ったとき、医学部研究棟に小児外科の実験室はあったものの、はっきり言って室内はゴミの山だった。これを大掃除して、教室費からお金を出していただき立派な実験室を作り上げた。この作業がなかなか大変だった。  毎晩研究棟に通って大掃除をし、新しい実験器具を業者と相談して搬入した。およそ200万円の費用と2カ月の時間がかかった。そして、この実験室を使ってぼくは夜な夜な研究をし、一流のがん研究雑誌に論文を載せることができた。この頃、ぼくが真剣に考えていたのは留学である。1998年、ぼくは36歳だった。  妻も留学に前向きだった。2歳になる長女がい...