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輸入医薬品の原価、開示度低い場合は薬価を抑制する仕組みを

レポート 2021年10月20日 (水)  大西裕康(m3.com編集部)

輸入医薬品の製品製造原価の算定根拠について、より高い透明性を求める意見が強まっている。10月20日の中医協薬価専門部会(部会長:中村洋・慶應義塾大学大学院経営管理研究科教授)では、複数の委員が、保険収載時に国内で類似薬がなく「原価計算方式」で薬価を算定する際、海外で開発した製品の約半数で原価が「開示度50%未満」になっており、提示の名目も「移転価格(輸入価格)」と大枠にとどまっている状況を改めて問題視。発言したほとんどの委員が、開示度に応じて薬価を抑制するために設けている係数をさらに厳しくするなどの措置が必要との考えを示した。...