在宅医療推進、特定行為研修修了看護師の同行訪問を評価へ

医師の包括的指示の下に一定の医療行為を実施するための特定行為研修を修了した看護師が、訪問看護ステーション（訪看ST）の看護師と同行訪問し、必要な処置を実施した場合の評価を2022年度の次期診療報酬改定で創設する方向性が決まった。10月27日の中医協総会（会長：小塩隆士・一橋大学経済研究所教授）で複数の委員が賛同した。一方、具体的な要件設定については、提供した医療的処置などに応じた評価にすべきとの意見や、「訪問しただけでプレミアムな価格になるのはおかしい」（健康保険組合連合会理事の幸野庄司氏）との意見など、慎重な対応を求める声があった（資料は、厚生労働省のホームページ）。...