「財政審、医療の現場感覚と大きくずれ、領空侵犯」中川日医会長
レポート
2021年11月17日 (水)
橋本佳子(m3.com編集長)
日本医師会会長の中川俊男氏は11月17日の記者会見で、財政制度等審議会における財務省のスタンスについて、「医療の現場感覚と大きくずれている点もあり、容認できない指摘が多々ある」と批判した。
「財政審の主張は診療報酬の各論に踏み込み過ぎであり、領空侵犯だ」とも述べ、▽医療法人の事業報告書の電子開示、▽かかりつけ医機能、▽リフィル処方、多剤・重複投薬、医薬品の保険給付などの調剤関連、▽薬価改定における調整幅――の4項目を挙げ、中川会長は「全てに反論していたら朝までかかっても反論しきれないくらいの問題がある」と語気を強めた。...
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