「オンライン診療は1割以下」を緩和か、中医協総会が検討開始

厚生労働省の「オンライン（OL）診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会（座長：山本隆一・医療情報システム開発センター理事長）」が取りまとめたOL診療に関する新指針を受け、中医協総会は12月22日、診療報酬での評価見直しについて検討を始めた。委員からは、対面診療とのバランスを取りながら対象の拡大などを検討すべきとの意見が多数出たほか、現行では、施設基準で定める「1月当たりの再診料等およびOL診療料の算定回数に占めるOL診療料の割合が１割以下（コロナ禍は除く）」について緩和を求める意見が多数上がった。また、「OL診療をビジネスチャンスと捉えている企業が利するような制度設計にしてはならない」（日本医師会常任理事の城守国斗氏）など、新規参入をけん制するような発言もあった（同検討会での議論については、『オンライン診療、新指針案をおおむね了承』などを参照）。...