日本医真菌学会標準化委員会(委員長:安部茂氏)は12月10日、標準的な真菌検査法をまとめた「真菌検査法マニュアル」の原案をホームページに公開し、パブリックコメントの募集を開始した。マニュアルの目的に据えているのは、「標準的臨床真菌検査法」を示すこと。現段階で利用可能な微生物学的検査を主体として各種の真菌検査法をまとめた。委員会は、「日本の臨床微生物検査の分野では、細菌検査に比べ真菌検査の施設間の差が大きい」と現状を説明。施設により使用培地、培養温度や日数などが異なり、適切な方法で実施されていると...