「時流」、7月下旬のテーマの一つは消化器癌。癌医療の向上へ患者データベースの統合は課題の一つ。外科症例を全国で集積するNCD移行の動きが出てきた。7月17日、第68回日本消化器外科学会総会、特別企画1「消化器がん診療ガイドライン」で、肝癌診療ガイドライン第3版改訂委員会で改訂作業を進める東京大学肝胆膵外科学准教授の長谷川潔氏は、従来、日本肝癌研究会で担ってきた臓器別癌登録の一つである、肝癌登録を日本全国の外科系症例の収集するNCD(NationalClinicalDatabase)に完全移行する...