「時流」、8月上旬のテーマは生殖医療。ムンプス精巣炎の後に男性不妊になる懸念がかねて指摘されてきた。後ろ向き検討により、造精障害は可逆的である可能性が示された。流行性耳下腺炎(ムンプス)精巣炎の後の造精障害は、半年後には回復する可能性が高く、影響は実は限定的である。獨協医科大学越谷病院泌尿器科教授の岡田弘氏らの研究グループは、日本アンドロロジー学会第32回学術大会でそんな追跡研究の結果を報告した。流行性耳下腺炎をめぐっては、予防につながるMMRワクチンが1993年以降に任意接種となったために、成...