日本小児呼吸器学会は12月20日より「小児の咳嗽診療ガイドライン」の草案を公開し、パブリックコメント募集を開始した。指針案では、咳嗽の概念、病態生理や疫学に始まり、問診、身体・検査所見の診かた、年齢による咳嗽の原因疾患の特徴を踏まえた鑑別診断法を解説。「急性咳嗽」「遷延性咳嗽」「慢性咳嗽」に分けて確定診断を進めるためのフローチャートも掲載している。治療については、薬物療法に加え、呼吸理学療法、鼻汁吸引と鼻腔洗浄、加湿といった非薬物療法にも言及。さらに、咳嗽を引き起こす主な疾患別に解説を加えている...