日本内分泌学会保険委員会の伊藤裕委員長は3月4日、シナカルセト塩酸塩(商品名レグパラ)が「副甲状腺癌ならびに副甲状腺摘出術不能または術後再発の原発性副甲状腺機能亢進症における高カルシウム血症」の適応追加承認を得た(2月21日付け)ことを受け、学会員に周知する声明を発表した。今回の適応拡大は、関連学会の要望に応えたもの。本剤は2007年に「維持透析下の二次性副甲状腺機能亢進症」で承認を取得。今回追加された適応は、海外50カ国以上で認められていたが、日本では認められていなかった。学会は2009年に厚...