米国整形外科学会(AAOS)は5月8日、高校や大学の運動選手の前十字靭帯(ACL)の損傷予防に、神経筋トレーニングが費用対効果に優れるというモデル研究を紹介した。JournalofBoneandJointSurgery(JBJS)誌に掲載。ACLは膝関節の安定に重要な靭帯である。この10年でバスケやサッカーなどの人気スポーツへの参加が増えるにつれ、10代や若者のACL損傷数も増えている。ACL損傷は最も多いスポーツ外傷の一つで、毎年約20万人の米国人が受傷し、手術や長期リハビリが必要なことが多い...