甲状腺疾患は一般外来でも一定の割合で見つかる疾患の1つであり、潜在性を含めればかなりの頻度となる。バセドウ病や橋本病など甲状腺機能に関するものが主で、薬物療法が中心となる。抗甲状腺薬のうち、チアマゾール(商品名メルカゾール、MMI)では無顆粒球症や肝機能障害などの副作用に気を付けなければいけないことは論を待たないが、比較的安全とされるレボチロキシン(商品名チラーヂン、LT4)の副作用が、問題化しつつあるという。抗甲状腺薬の処方で留意すべき点を、伊藤病院(東京都)内科医長の向笠浩司氏に聞いた。(聞手・まとめ:森圭吾、m3.com編集部)...
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