日本小児呼吸器学会はこのほど、重症心身障害児(者)気管支喘息診療ガイドライン2012をホームページに無料で公開した。日本小児アレルギー学会と日本小児呼吸器疾患学会、日本重症心身障害学会が共同でまとめた重症児(者)の気管支喘息における初の診療指針であり、疫学と診療実態や診断、治療について3章構成で解説している。指針作成時に全国196の重症児(者)施設に対して行ったアンケート調査によると、15歳未満の入所者では反復する喘鳴を呈する割合は30%前後に上り、一般集団の有病率に比べて高いことから診断の困難...