日本小児アレルギー学会はこのほど、ミルクや小麦にアレルギーのある小児向けの災害用食品の備蓄に関する提案をまとめ、全国の自治体に向け発送した。ミルクに関しては通常の備蓄用ミルクの3%相当分、小麦に関しては小児の2%相当分をアレルギー用食品にして備蓄することが妥当との目安を示している。同会災害対応ワーキンググループが2015年4月にまとめた「大規模災害対策におけるアレルギー用食品の備蓄に関する提案」を、自治体の災害対策担当者向けに改めて文書として送った。4年前の東日本大震災では、ミルクアレルギーの乳...