日本化学療法学会はこのほど、「JAID/JSC感染症治療ガイドライン2015―腸管感染症」をホームページで無料公開した。細菌性腸炎やウイルス性腸炎などの種類や推奨される第一選択薬を成人と小児に分けて解説している。同ガイドラインでは第一選択薬を「最初に使用を推奨する薬剤」、第二選択薬を「アレルギーや臓器障害、ローカルファクターなどの理由で第一選択薬が使えない場合の薬剤」と定義。成人の細菌性腸炎が市中感染の場合は、起炎菌不明時の経験的投与法としてレボフロキサシン(LVFX)経口か塩酸シプロフロキサシ...