日本小児アレルギー学会はこのほど、小児気管支喘息とエンテロウイルスD68型(EV-D68)に関する全国調査の結果を、国立感染症研究所の病原微生物検出情報(IASR)で公表した。同学会は最終のデータは集計中としているが、結論では「EV-D68は重症喘息発作の流行を惹起する重要なウイルスであることが示唆された」と指摘している。EV-D68の流行を巡っては、2015年に急性弛緩性麻痺(AFP)との関連について日本小児神経学会が調査を開始し、厚生労働省も積極的疫学調査を行うよう通知を発した。一方、同年9...