日本化学療法学会は4月13日、持続性経口ペニシリン製剤の「ベンジルペニシリンベンザチン水和物顆粒」(商品名:バイシリンG顆粒40万単位)で出荷調整を実施するとした製造販売元のMSDの依頼文を、学会ホームページに掲載した。供給元となる製造工場の切り替えに時間がかかり、2018年まで新たな原薬が入手できない状況という。日本国内で「リウマチ熱の発症予防」に使用できる薬剤は限られることから、同社は他疾患への使用を控えるよう呼び掛けている。MSDによると、バイシリンGの原薬を長年製造していた工場が閉鎖され...