-2016年4月からは小学校から高等学校で実施すべき定期健診として、脊柱・胸郭,四肢,骨・関節に対する運動器検診が導入されました。こちらも整形外科領域では大きな動きでしょうか。ええ。これはいわゆる「小児版ロコモ度チェック」のようなもの。今の子供には、運動不足を原因とする体力や運動能力の低下と、過剰な運動によるスポーツ障害という問題の二極化が起きています。これまでの調査によると、国内小児の運動器疾患や障害の有症率は10-20%とも推定されています。整形外科医が特に問題視しているのは、野球肘などのス...