頻度はまれだが、死亡リスクが上昇する関節リウマチ(RA)患者の肺病変合併に対し、リツキシマブ(RTX)による一次療法を行った場合、TNF阻害薬を使用した場合に比べ生存期間が延長する可能性を示唆する研究結果が発表された。米国リウマチ学会(ACR)は11月12日、年次学術集会の発表演題を紹介した。研究グループによると、RA患者の間質性肺炎(ILD)などの肺病変合併の頻度は低いが死亡率が上昇することが知られている他、RAに対する第一選択薬(メトトレキサート)が禁忌であるなど、治療が複雑であることが指摘...