日本臨床腎移植学会はこのほど、腎臓移植後患者と心臓移植後患者でE型肝炎ウイルス(HEV)のウイルス陽性率またはIgG抗体陽性率が高いとして厚生労働省がまとめた注意喚起文を学会ホームページに掲載した。全国調査の中間報告が日本医療研究開発機構(AMED)から出たことを受けたもの。肝臓移植後患者における移植時HEV感染の慢性肝炎発症例については、これまでも注意喚起がなされていたが、あらためて臓器移植患者でのHEV感染の可能性について考慮するよう呼びかけている。今回の報告は、AMED肝炎等克服実用化研究...