II度以上の気胸症例には入院しての胸腔ドレナージが選択される。だが、「大体間違いがない」とされる10cmH2Oで吸引してもエアリークが収まらなかったら、さらなる圧をかけて良いのか?自治医科大学附属さいたま医療センター「総合回診」では、気胸について解説したジュニアレジデント2年目の中村宜由氏に向け、研修医らから救急での研修経験を踏まえた質問が相次いだ。気胸に特徴的な画像所見を覚える中村最後に、気胸所見の上級編として、DeepsulcusとDoubleDiaphragmSignの画像上の特徴を挙げま...