厚生労働省は2月14日、悪性黒色腫に適応を有する抗悪性腫瘍薬「ベムラフェニブ」(商品名:ゼルボラフ錠240mg)の使用上の注意に対し、重大な副作用の項に「急性腎障害」の追記などを求める改訂指示を発した。直近3年度の国内副作用症例として急性腎障害関連症例が2例報告されたことなどを受けた措置で、医薬品医療機器総合機構(PMDA)が改訂情報を伝えた。改訂内容は、重大副作用の項に「急性腎障害」を付記し、重要な基本的注意の項には急性腎障害に関する注意喚起を追記する。直近3年度に報告された副作用症例2例は、...